即日発表用:
気候変動対策団体、クリーンテック&クリーンスチールの 画期的な計画に参加した日本を称賛
[東京] – 2021年11月3日 – マイティ・アースをはじめとする気候変動対策団体および市民社会組織は、本日、日本が「グラスゴー・ブレイクスルー」に署名したことを歓迎します。今回のクリーンテクノロジーを導入するというコミットメントは、気候変動の影響を受けやすい多くのセクターを対象としています。中でも鉄鋼は、それだけで世界の温室効果ガス排出量の7%を占めており、脱炭素化が最も難しいセクターの1つとされています。
国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)で発表された「グラスゴー・ブレイクスルー」とは、パリ協定の目標達成に必要なクリーンテクノロジーおよび持続可能なソリューションの開発と導入を加速させるために国際的に協働し、それを誰もが手頃な価格で利用できるようにするという公約です。この公約では、世界市場における好ましい選択肢として、ニアゼロエミッション鉄鋼が必要であるとし、2030年までに全世界で効率的な使用とニアゼロエミッション鉄鋼生産体制を確立し、成長させると述べています。
今週初め、オーストラリア、日本、韓国の市民社会団体が、それぞれの政府に「グラスゴー・ブレイクスルー」への署名を促しました。署名した政府が同様の脱炭素化へのスケジュールに同意し、実施を支援するための国家政策を発表すれば、この協定によって、脱炭素化に意欲的な企業の先行者リスクを軽減することができます。
気候ソリューション(Solutions For Our Climate)のマネージング・ディレクターであるキム・ジュジン氏は次のように述べています。「鉄鋼部門は、韓国の年間温室効果ガス排出量の13%を占めています。私たちは韓国がグラスゴー・ブレイクスルーに取り組むことを歓迎し、鉄鋼部門の脱炭素化を支援する具体的な政策を期待しています」。
マイティ・アースの日本ディレクター、ロジャー・スミス氏も次のように述べました。「2050年までに排出量を実質ゼロにするには、各国が今日にも低炭素鉄鋼への移行を始める必要があります。私たちは、材料効率および鉄スクラップのリサイクルと利用に関して、日本が世界をリードする大きな可能性を見出しており、日本がグラスゴー・ブレイクスルーに取り組むことを歓迎しています」。
###
国別署名者一覧:
###
問い合わせ先
ロジャー・スミス(マイティ・アース)ー [email protected]
マイティ・アースについて
マイティ・アースは、森林保護、海洋保全、気候変動への対応を目的としたグローバルな環境運動団体です。マイティ・アースの世界鉄鋼キャンペーンについてはこちらをご覧ください:www.mightyearth.org/steel
クライメート・カタリストについて
クライメート・カタリストは、政策の変更を通じて気候変動に対する行動を加速させることを目的とした国際的な組織です。詳しくはこちらをご覧ください:www.climatecatalyst.org